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装置を運用・管理していく上で考えるべきコスト削減や、人的ミスの低減、省人化、消毒の徹底化などを実現するための自動化カスタマイズを掲載しています。

標準は標準タイプ、簡易は簡易タイプ、自由は自由設計タイプに対応しています。

 

薬剤の注入・攪拌を自動化したい

自動薬剤供給装置

任意の希釈倍率になるように、自動で薬剤(原液又は高濃度消毒液)を供給する装置になります。
これにより、既定濃度の消毒液を自動で製造することが可能となり、管理者の手間やミスを防止することができます。(使用薬剤に応じて別途原液薬剤タンクが必要となります。)

希釈方法

電気式薬注ポンプタイプ

電気的に噴射量やポンプ作動時間に応じ、一定量の原液薬剤を噴射用薬液タンクに供給します。


流量比例式タイプ

一次側水道圧を利用し、原液又は高濃度薬液を吸込み、薬液タンクに供給する装置です。
50~500倍の希釈設定が可能ですので多くの薬剤の希釈に対応できます。
また、電気を使用せずに希釈設定ができ、作業者の手間を省くことができます。

 

自動攪拌装置

混ざりにくい粉状の薬剤や薬液を自動で攪拌する装置になります。
自動希釈装置との併用で、より正確で確実な倍率の噴射薬液を製造することが可能となります。

攪拌方法

スクリュータイプ

タンク内にプロペラを装着し、攪拌する装置になります。
特にタンクの形状が大きい場合に用いらるタイプであり、状況に応じて後付も可能です。


循環ポンプタイプ

循環ポンプにより水流を起こし、タンク内を攪拌する装置になります。
タンクの形状を選ばずに、どのタイプにも取り付け可能な、事前施工型のポンプになります。

 

薬液の管理を自動化したい

薬液濃度管理装置

噴射する薬液の濃度(pH)を管理・表示する装置になります。これにより、噴射液の濃度誤差を少なくし、確実な消毒を実現できます。

表示タイプ

pH表示器タイプ

薬液タンク内のpH値を表示し、その数値を元に希釈管理を行うことができます。


pH表示器+警報タイプ

薬液タンク内のpH値を表示し、その数値を元に希釈管理を行うことができます。設定範囲外の希釈の場合に、警報を出し管理者に知らせることが可能となります。

凍結防止装置

寒冷地・極寒地でも消毒液が凍結する事を防ぐ装置になります。
これにより、季節・地域を問わず通年で使用することが可能となります。

対策の種類

エアーブロー式タイプ

コンプレッサーを利用して、配管内に薬液が残らないようにすることで凍結を防止します。
施工時に余分な配線が不要で、-5°Cまで対応可能です。


電熱線式タイプ

薬液配管やホースに熱線を巻き付けることで凍結を防止します。
最も一般的な凍結防止方法であり、通常-7°Cまで対応可能です。
※保温材の併用で耐寒温度は変わります。


液循環式タイプ

不凍液を加温し循環保温することで凍結を防止します。
-15°Cまでの極寒地域でも対応可能となります。



液循環式+エアーブロー式タイプ

液循環とエアーブローの組み合わせにより、-15°C以上の極寒地域でも凍結を防止します。
※-30°C(北海道)での実績もあります(設置環境により異なります)。

 

噴射の切替を自動化したい

噴射切替装置

制御機能によって車両の大きさ別、往路復路別、積載物別に噴射時間や噴射位置、噴射液を切り替えることが可能となります。
これにより無駄な噴射を無くし、コスト削減が可能となります。

切替パターン

噴射時間の切替

車両の種類別、車両の大きさ別、往路復路別、積載物の有無別などで、噴射時間を切り替えることが可能となります。
小型車は10秒間噴射、大型車は20秒間噴射などのケースがあります。


噴射位置の切替

車両の種類別、車両の大きさ別、往路復路別、積載物の有無別などで、噴射位置を切り替えることが可能となります。
動物運搬車で復路の荷台が空になる場合、往路はタイヤへの側面噴射、復路は全面噴射というケースや、動物を積んだ車両のみ往復噴射、小型車両は往路のみ噴射というケースがあります。


噴射液の切替

車種別、往路復路別、積載物の有無別などで、噴射薬液を切り替えることが可能となります。
確実な消毒効果を得るために薬液噴射前に水による予備噴射で車両を洗浄するケースや、疫病が発生した場合に通常とは別の薬液を噴射するケースなどがあります。
また、車両が退場する時に入場時の消毒液を洗浄するために洗浄液を噴射するケースもあります。電解水消毒の提案も可能です。

 

通行車両の一時停止を徹底したい

一時停止装置

一時停止装置を取り付けることで、運転者は消毒装置の手前で一旦停止や徐行運転をする必要があり、その結果消毒液を車両全体に噴射することが可能となります。

停止機器の種類

遮断機タイプ

コインパーキングや踏切と同様に確実に車両を停止させることが可能となります。
遮断機を噴射ノズルの手前に設置することですり抜け防止をしたり、遮断機を噴射ノズルの後ろに設置することで車両に消毒液を確実に噴射したりすることが出来るようになります。


信号機タイプ

赤と青の信号で車両を停止させることが可能となります。
信号機とセンサーを連動することで、車両が噴射消毒を終えた段階で信号が青に変わるようにすることができます。信号が変わるタイミングは、制御にて任意変更可能です。

 

通行車両の管理を自動化したい

通行車両台数自動カウント機能


PLC制御によるカウント

曜日別や季節別などで車両台数をカウントする機能になります。
これにより、薬剤の使用量や電気・水道の使用量の把握、メンテナンスの日程などを計画・管理をすることが可能になります。

監視カメラ

監視カメラを取り付けることで、通過車両の消毒状況を遠隔で確認することができます。万が一事故が起こった場合などは、運用者が事実を確認する手段として有効です。
また、カメラがあることで一時停止や徐行運転を助長する効果もあります。

カメラの種類

有線タイプ

初期費用が安く、導入しやすいタイプとなります。


無線タイプ

無線タイプのため、簡単に設置でき、後付工事も可能です。

 

装置の稼動時間を自動制御したい

稼働時間設定機能


PLC制御による稼働時間管理

消毒装置やその他周辺装置の電源のオン・オフを期間単位から時間単位で装置別に設定する機能になります。
これにより、稼働時間外のセンサーの誤作動を防止したり、期間運転する凍結防止装置の稼動忘れを防止したりすることが可能となります。

 

作動エラーの管理を自動化したい

エラーの警報・履歴確認機能


PLC制御による警報・履歴確認

原液薬剤の不足や、装置の故障などの際に警報を鳴らし、同時にその内容を携帯電話などの端末に送信する機能になります。
これにより、初動が早くなり、作動停止時間を短縮することができます。またエラーの履歴を保存、集計することで、事前のメンテナンス計画にも役立てることができます。